FP管原家の家計はどうなる?夫婦で家計診断をやってみました!

家計診断の体験レポートのご紹介☆

先月末に会報『ココ・DE・タイムズ』を発送しました。
この秋から19期目に突入です!
(●’v`人)

資産形成の仕事を誠実に行い、お客様に寄り添いながらライフプランの困りごと解決がサポートできるFP事務所を目指して精進して参ります!
今後ともよろしくお願いいたします!

さて、今回は初の試みで、会報の記事の一部をご紹介します☆

FP管原がこの夏に夫婦でおこなった家計診断の体験レポートを書きましたので、良かったら読んでみてください!

FP管原家の家計はどうなる?夫婦で家計診断をやってみました!

家計診断シミュレーション資料写真

7月某日、我が家でも家計診断をやってみました。目的は今後のお金の使い方・貯め方・増やし方を夫婦で話し合うためです。会報のネタにされることを知らない旦那さんは、「面白そう!」と二つ返事で快諾をしてくれたのですが、夫婦での話し合いが白熱してしまい、終わったのは9時間後の夜10時でした。(笑)

(注)通常は2時間なのですが…

妻がファイナンシャルプランナーという仕事をしていると、“お金の管理をしてもらえるから安心”というポジティブな見方もできれば、“お金の使い方に厳しそう…”というネガティブな見方もありそうです。実際はというと、“お互いの価値観を尊重しながら”というのを前提に今後のお金の話をしています。これは、弊社のサービスでもある家計診断でも同様です。

家計診断の結果を先にお伝えすると、今の収入を維持することができ、家族構成に変化がなければ人生100年時代を乗り切る準備ができる見込みです。しかし、子どもが生まれるという想定でシミュレーションをしてみると、家計状況は変わってきます。(家計診断では前提条件を変えたシミュレーションが可能です。)例えば、出産前後の一時的な収入減少に加えて、保育料などの教育費の出費が加わります。そこに県外への大学進学の想定を入れると、家計から出ていくお金はより多くなります。30代後半という夫婦の年齢を考えると、子どもの大学進学の時期には自分たちの老後が近づいています。また、年金だけでは老後の生活費のすべてを賄うことができない現状や、今後の車や家電の買換え費用の準備を考えると、“預金だけでは老後の不安を減らすことができない”ということに気づきます。そこに、物価上昇というインフレリスクの想定を加えると、家計状況はより厳しくなってしまいます。というわけで、管原家では“資産運用は必須” という結論に至り、夫婦で資産形成に取り組むことにしました。ちなみに、このシミュレーションは共働きが前提なので、今後もココ・DE・プランニングのスタッフとしてお世話になります!(笑)

ざっくりとではありますが、これが管原家の現状です。家計のシミュレーションで夫婦のお金を共有化したことにより、“今いくらで生活をしているのか?この先、いつ、何に、どのくらいのお金が必要なのか?今のお金の使い方で大丈夫なのか?”を具体的な数字で把握することができました!これらを踏まえて、夫婦で今後のお金の使い方・貯め方・増やし方について話し合ったのですが、管原家の家計の方向性は以下のようになりました。

【お金の貯めどき】 → 今

【家計管理】

  → 1年に1回、夫婦で家計状況の共有をする(当面は半年毎)
    それを基に資産運用にいくら回しても大丈夫なのかを決める
    1年分の生活費を緊急予備資金として預金で管理する
    車と家電の買換え費用、引越費用は預金で準備する

【貯め方・増やし方】 → 目的別にお金の貯め方・増やし方のしくみ作りをする

【10年以上使わないお金】 → NISAとつみたてNISAを活用して増やすことにチャレンジする

【老後のお金】 → iDeCoと確定拠出年金を活用して準備する

【万が一の備え】 → 社会保障や会社の福利厚生を加味して不足する保障を準備する

【住まい】 → 退職までは賃貸、それ以降は資産状況を見て決める

【その他】 → ふるさと納税を活用する

補足をすると、教育費については、家族構成の変化の有無に関わらず今後の出費の想定の中に入れてあります。理由は、家族構成に変化がなければ、これらのお金を老後のお金に充てることができるからです。そうすれば、前倒しをして老後の準備ができます。仮に子どもが生まれたとしても、それを見越して出費の計画を立てているので、想定の範囲内におさまります。これは、家計相談の中で取り入れている“入ってくるお金(収入)は少なめに、出ていくお金(支出)は多めに想定しておく”という考え方が基になっています。この前提があると、安心してお金を使うことができるので、良かったら皆様も取り入れてみてください!

簡単ではありますが、以上が家計診断の体験レポートです。それを踏まえて総括をすると・・・
“これからのお金のことは、早めに夫婦で話し合っておいた方がいい”ということです。特に共働きの家庭の場合、夫婦で家計の共有化をしない限り、お金の流れの全体像の把握ができません。それができないと、「このままの家計状況で良いのかどうか?教育費が本当に足りるのかどうか?老後に安心して生活をするだけのお金があるかどうか?もし足りないのであればいくら足りないのか?」といった漠然とした不安から抜け出せません。また、悩む時間もムダです。そう思うと、家計診断は、家計の今の状態を手っ取り早く確認できる“時短テクニック”なのかも?(笑) そんなことを思いながら、夫婦で初めての家計診断を楽しみました!

とはいえ、これはあくまでも計画上の話です。当面は、その実行性を半年毎に夫婦で確認していきたいと思います。そうすれば、『管原家の家計はどうなる?』の続編も書けそうです!
(注)この記事に反響があればの話ですが…

余談ですが、家計診断後、ふるさと納税を活用することにした旦那さん。自主的に財テクを調べ、某ポイントの還元率の高い日を狙ってふるさと納税の申込みをしていました。その自主性、妻としては助かります。(笑)
さて、年末も近づいています。皆様のご家庭でも、ふるさと納税の活用を検討してみてはいかがでしょうか?

★ふるさと納税の比較サイト 『ふるさと納税ガイド

ファイナンシャルプランナー 管原 麻美

管原 麻美
島根県出雲市にあるFP事務所『ココ・DE・プランニング』所属のファイナンシャルプランナー。
CFP(R)認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、一種外務員

約10年前に満額の国民年金の月額と当時の家賃の月額が同じ6万5千円という事実に衝撃を受けて、「このままじゃ、まずい…」と思い、世の中のしくみを知るためにお金の勉強を始める。2012年に地元・島根にUターンし、2015年より現職。現在、出雲市の子育て世代のお母さんたちを中心に家計の見直しやお金の貯め方・増やし方のアドバイスをおこなっている。

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